東京オリンピックの聖火を寄贈した廖宇靖会長

10月20日、当協会の廖宇靖会長は、東京オリンピックの聖火、聖火ランナーの証明書とその衣装を中国体育博物館に寄贈した。 同日午前中に寄贈式が行われた。 聖火を寄贈した初の国際聖火ランナーとなった廖さんは、貴重なオリンピック・コレクションをより多くの人に見てもらい、オリンピック精神を継承したいという願いと、育ててくれた国にこの栄誉を貢献したいという思いを込めて、聖火を寄贈したと語った。

 

寄贈式で、廖さんは聖火と付属品を博物館に寄贈する一方、博物館から収集証明書を授与された。

 

コロナの影響で開催された東京オリンピックは極めて特別なのだ。中国からの唯一の国際聖火ランナーの廖さんは、困難に満ちた経験をした。その精神を肯定すべきだ。寄贈された聖火や関連資料は、より完全で希少なもので、コレクションを豊かにすることができると博物館が述べた。

 

今回の寄贈について、廖さんはこのように言った。唯一の中国代表として、育ててくれた国の支援がなければ、聖火リレーができなかった。 この重たい聖火は自分の誉れであり、国のものでもある。名誉を自分の生まれ育った母国に貢献したいと考えている。 聖火は、自宅に飾るよりも博物館に展示したほうが価値がある。 より多くの人が体育博物館の展示室に行ってくれ、オリンピック精神やスポーツ文化の魅力を感じてくれ、前に進む力をもらってほしいと思っている。 時間があれば、ぜひ博物館に戻り、この貴重な聖火を見たいとも廖さんが言った。

 

2021年7月12日に東京で聖火リレーをした廖さんは、2008年に大学2年生の時に汶川地震の救援ボランティアの優秀な代表として、北京オリンピックの聖火リレーに参加したことがある。聖火の炎を運ぶのは2回目となった。 2019年に上級客員研究員として東京大学社会科学研究所で研究を行うとともに、この機会に中国の優れた伝統文化を日本の若者に積極的に伝えた。 廖さんは、聖火リレーに参加することで、楽観的で前向きなコロナ防止・対応の姿をより多くの日本人に伝え、中国の若者の良いイメージを世界で示したいと思っている。


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